都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

私の彼は左利き②

カープの躍進を支えている一人がマクブルーム選手です。

四番打者だからじゃありません。左利きだからです。

 

内野のポジションは、右利きばかりです。やってみれば分かるけど、逆時計回りのグラウンドでは、その方が理に適っている。

キャッチャーもそう。三塁に盗塁されたときを考えると、左利きはワンテンポ遅れてしまいます。

だから、生来の左利きは、ピッチャーか外野手になるのが相場です。指導者たちがそう思っている。

だけど、本当は一塁手に限り、左利きが向いているんです。

想像してください。右利きの内野手が、ゴロを取ってファーストに投げたとして、一塁手の右と左、どちらへの意識が強くなるでしょう?多くのプレーヤーは、真ん中より左へ投げると思います。それが、身体が流れていく方向だからです。

仮に送球がショートバウンドになったとき、右利きの一塁手にはバックハンドになってしまいます。ここがポイント。左利きならフォアハンドなんですね。なので、本当は一塁手は左利きが良い。

ところが、セパを通じ、一塁手の左利きは、カープのマクブルームとソフトバンク中村晃だけ。いないんですよ、左利きの一塁手が。

ちなみに、マクブルームは両リーグ通じて唯一の左投右打の野手です。面白いでしょう。

カープの坂倉将吾は、急造の三塁手なので、スローイングに不安があるものの、ショートバウンドをしっかり処理してくれる一塁手で安心です。身長190センチで的がデカいのもいい。

こういうところ、記録には表れないけど、結構大切なことなのであります。