都会のネズミと田舎のネズミ

時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。

ワシ馬鹿やけん

アナグラムという言葉遊びがあります。

これは、単語の文字を入れ替えて、別の意味の言葉にすり替えるもので、ミステリーの題材に使われたりもします。

最近では、名古屋市長の「貸したら噛むわ」が有名で、ちょっと前ならSMAPの「老後長生き」、陣内孝則の「かなりの異端児」が名作なんじゃないかな。

作家のペンネームで、この手法を使っているのが金戸美苗こと湊かなえ、厚川昌夫こと泡坂妻夫です。

 

で、本日は泡坂妻夫の『しあわせの書』(新潮文庫)を。

作者は、だいぶ前に亡くなった故人で、マジシャンとしても名を成した器用な人ですが、トリッキーな文体は作品にも込められていて独特です。

本作は、新興宗教を舞台として起こる事件の謎に迫るストーリーで、状況設定に馴染むことができず、登場人物のキャラクターも魅力がなくて、なんかヘーンなもの読まされちゃった感じでした。

230ページと比較的短めなので、最後まで読んでしまったけど、トリックもさほどビックリするほどでもなく、やれやれ60点だなと思いながらも他の人はどんな感想だったのだろうとネット検索したところ…

エッ…マジか?

この作者、(いい意味で)変態ですわ。そんなところにエネルギーを使うもんですかね?

うーん、75点に修正します。それでも75点だけどね。