都会のネズミと田舎のネズミ

時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。

開幕からの一ヶ月を総括する

プロ野球が開幕して一ヶ月が経過しました。

コロナ前に比べて観客が戻って来ないのが心配ですが、グラウンドでは熱い闘いが繰り広げられています。

戦前の予想では、鈴木誠也が抜けた穴で散々だったカープが二位につけており、毎日目覚めの良い朝を迎えています。

そこで、好調の要因を数字で分析してみました。

 

①両リーグトップの犠打

 つなぐ野球だと評価されておりますが、特徴的なのがバント数です。昨日まで25試合で31個と断トツで、2番目のソフトバンク22個を大きく引き離しています。31個のうち得点に結びついたのが19回で、効率の良さが窺えます。春先は投高打低なので、一点を取りに行く姿勢が大事です。

②両リーグトップの犠飛

 三塁に進める確率が高いからでしょう。犠飛の11個も両リーグトップです。巨人は未だに1個ですから、違いが良く分かります。巨人28本塁打に対し、カープ本塁打でも一試合平均得点は、4、44対4、31でカープが上ですから面白い。このあたりの戦略の違いは、ホームグラウンドのサイズも関係しています。

③両リーグトップの内野安打

 カープの総安打に占める内野安打の比率は15、1%で33本。2位はロッテの23本ですから、これも大差です。相手投手からすれば、イヤなもんでしょうね。ちなみに、与えた内野安打は12本しかありません。カープの二遊間である菊池・小園は深い守備位置が売りですが、肩に自信があるのでアウトにしてしまいます。この差は大きく、投打の歯車が噛み合っているのを窺わせます。

④両リーグトップの得点圏打率

 得点圏打率の.310は、2位の楽天.301を抑えて両リーグトップです。例年、.260程度に収まるこの数字が高いのは、打順編成が奏功しているからで、チャンスに強い五番坂倉六番會澤と、打率が低いけど四死球を選んで出塁率リーグ6位の上本を一二番の西川・菊池で返す戦略が見事にハマっています。これは、東出コーチが進言しているようで、昨年から大きく変わったことのようです。

⑤リーグトップの代打率

 スゴいって程じゃないけど、代打陣の打率.250も2位巨人の.195を引き離して、リーグトップです。鈴木誠也が抜けたことで、チャンスが広がって、層が厚くなったように思います。堂林・田中広が甦ってチーム全体で戦っている感じ。松山が戻って来れば、なお一層厚みを増します。

⑥四球を出さない投手陣

 去年から劇的に変化したのが、四球を出さなくなった投手陣です。一試合平均の2、40は、楽天の2、36に次ぐ好成績。ちなみに、昨年は3、47でリーグワーストでしたから、一体何があったんだという感じです。投手コーチが阪神から移って来た高橋建コーチに代わったからでしょうか?そりゃあ、四球は少ない方が良いに決まってます。

⑦計算できる先発投手たち

 今は、中六日が主流の考え方なので、各球団に6人の計算できる先発投手が必要ですが、大瀬良・森下・玉村・九里・床田・遠藤で回すカープのクォリティスタート率(先発投手が6回までを3失点以内に抑える率)76、0%はリーグトップ。そのため、先発投手の平均イニング数が6、39回で、リリーフ投手の負担を軽くしています。

このため、助っ人アンダーソンや最多勝実績の野村・薮田、それに高橋昂・中村祐・小林・森が控えている二軍が上位を争うようになりました。明らかに勝ちグセがつき始めています。

 

とまぁ、いいとこだらけですが、それでも2ゲーム差の2位ってことは、いかに戦力差があるかが分かります。だから面白いんですけどね。