都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

17歳の帝国

政府の広報動画にソサエティ5、0というのがあります。→https://www.youtube.com/watch?v=249hXyODqwY

ソサエティ5、0とは、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させた「超スマート社会」を実現させるための一連の取り組みのことで、経済発展と社会的課題の解決が両立する人間中心の社会を実現させるため、内閣府が『第5期科学技術基本計画』で提唱した概念をいいます。

世の中は、狩猟社会(ソサエティ1、0)から始まって、農耕社会(2、0)→工業社会(3、0)→情報社会(4、0)へと進化してまいりました。

ソサエティ5、0は、情報社会に続く新たな社会であり、我が国が目指すべき未来社会の姿であるとされています。

動画では、自動運転を始め医療の遠隔診療や冷蔵庫の在庫管理、小売店とネットワークで繋がった注文システム、僻地へのドローン輸送など、近未来に実現しそうな便利な社会生活が描かれており、ドキドキワクワクします。

 

さて、NHK土曜ドラマで『17歳の帝国』が始まりました。

プロデューサーは『カルテット』や『大豆田とわ子と三人の元夫』を演出した稀代のヒットメーカー・佐野亜裕美です。
いやぁ、ビックリしました。ひっくり返るほど痛快で面白いです。

 

舞台は202X年。日本は深い閉塞感に包まれ、世界からは斜陽国の烙印を押されています。出口のない状況を打破するため、総理大臣は、あるプロジェクトを立ち上げました。過疎化が進む田舎町に、公募によって通称ウーアと呼ばれるユートピア特区を作ったのです。そして、閣僚には人工知能が全国からリーダーを選抜しました。総理に選ばれたのは、17歳の高校生です。

早速、始められた閣議では、総理が閣僚の通常業務や閣議の様子をすべてネット配信で公開すると宣言します。

それは、住民がいきなりよそ者がやって来て、掻き回される戸惑いをなくすためで、それにより、住民に政治を身近に感じさせ、暴走しないように監視する仕組みとし、意見を吸い上げることも可能だと言うのです。

その上で、市議会廃止を提案しました。任期半ばの20人の議員をクビにすれば、年間二億七千万円を他の予算に回せると。

人工知能はリアルタイムで支持率を表示します。30%を切ったとき、総理は辞任することになって…。

 

11日水曜午前0時35分に再放送があります。そして、NHKプラスもある。絶対に見てほしい。ホント、めっちゃ面白いです。スゴい。