その昔、バレーボールはサーブ権を持った方が得点しないと、ゲームが動きませんでした。
これだと、実力が拮抗したチーム同士では、点が入らないままに延々と続いていくばかりです。テレビ向きじゃない。
そこで、今のようなラリーポイント制と言われるルールに変更されたのです。
ビックリするような逆転劇は少なくなったものの、終了時間が読めるようになりました。
テニスなんかでも、ポイント差が2ゲーム以上となるまで終わらなかった時代を経て、タイブレーク制の導入が認められるようになり、これも時間短縮に繋がっています。
昔は技術が低かったからでしょうか、長ければ熱戦であるような理解であったように思います。
オランダで行われているハーレムベースボールウイークに侍ジャパンの大学代表が参加しています。
この大会では、今回から7イニングス制を採用することになりました。
プロ野球では、4時間超えの試合も珍しくありませんからね。それが、ファン離れの一因となっているかもしれないのにねぇ。
オリンピックでウケないのも、テレビでの収まりの悪さがあるのは否めません。
大リーグで、ちょっとだけ意識して、申告敬遠だとか、ワンポイントリリーフ禁止だとかやってますけど、焼石に水です。
そんなことより、7回制の導入は、素晴らしいアイデアだと思います。
ピッチャーの酷使を避けることにもなり、健康管理上の問題も小さくなる。
それじゃ、何故やらないかというと、野球界が閉鎖的だからです。アメリカのものだから。
いや、日本も閉鎖的です。先輩たちが仕切っているムラ社会なんです。
だから、変えるのがイヤ。自分たちの想い出を大切にしたいんだと。
そういう凝り固まった考えを変えるのは、ガイアツです。グローバルスタンダード。そんな意味では、オリンピックなどの国際大会がきっかけになるように思っています。
プロ野球7回制。その代わり、延長戦は決着がつくまでとすれば、もっともっと面白くなるんじゃないでしょうか?