都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

秋山効果

グランドスラムとは、もともとコントラクトブリッジにおける「トランプの総取り」の意味で使われていた用語をテニスやゴルフの主要な大会すべてに優勝したときにも使われるようになり、いつしか野球の満塁ホームランのことも指すようになりました。

メジャーリーグで使用されていたので、日本では野茂やイチローが活躍するようになってから広まったものと思われます。平成になってから。

テニスやゴルフでは、そんなに起こることではありません。

野球の場合、満塁のチャンスは一試合に一度くらい訪れますから、機会がグーンと多い。それでも年間に12球団全体で30〜40本程度。そんなもんです。

ましてや、同一カードの3試合連続となると、NPBの歴史上2度目みたい。磯村・長野・堂林と準レギュラーの選手たちがジャイアンツ相手の快挙とは、痛快そのものでありました。

東京ドームは神宮球場と並んでホームランの出やすい球場として知られております。そのせいで、原監督はアッパースイングの一発狙いの打者を好む傾向にありますが、副作用として自軍の投手が被弾する確率も高くなってしまうのが皮肉です。フライが多くなるため、走者の進塁がままならず、ゲーム運びが雑になってしまうことにも、もしかしたら気づいてないのかもしれません(一死三塁の形を作れないから、犠飛の少なさが12球団最少です)。

それにしても、大リーグから復帰した秋山翔吾選手の影響力は、計り知れないものがあります。お手本なんです。走攻守の全てが参考になる。何より、打席に粘りが出てきました。

長野・菊池・松山らベテランのプレーが若返り、野間・堂林・中村健らの外野戦争が勃発。外野の守りは投手陣にも良い影響を与えています。

シーズン前のカープは5位予想でしたが、これはプレーオフ進出、もしかしたら逆転優勝もありそう、は言い過ぎですかね?