しゃべくり漫才の創始者といえば、横山エンタツと花菱アチャコのコンビだとされています。
私はそのステージを見たことがありませんが「メチャクチャでごじゃりますがな」の決めゼリフが記憶の片隅に残っています。
だから〈ハナビシ〉と聞くと、まず〈花菱〉が頭に浮かび、ほっこりしてしまいます。
コロナの影響をモロに受けた職業の一つが花火師でありましょう。
ただでさえ、少子化で家庭用花火の売上げ減少が続いていたので、相次ぐイベント中止は大打撃だったと思います。
ああいうの、保管はどうしてるんですかね?消費期限があるような気もしますし。運び出すのも大変そうですね。映画『恐怖の報酬』を想起させます。
今年は3年振りに復活した大会が各地で催されており、予算の持ち越しなどで規模も大きくなったところもあるようです。
何より打上げの作業は、この日のためにと積み上げたものを背負いながら、万感の想いを込めてのものなんでしょう。力が入っているのを感じます。ああいうの、祭りの太鼓みたいなもんで、いろんな場所を比べながら見慣れてくると、その巧拙が分かったりもします。
昨夜は山中湖で毎年8月1日に開催される『報湖祭』における花火大会でした。
湖の三ヶ所から競い合うようにして打ち上げる様子は壮観です。
船上から上げているやつが結構すごくて、どんな準備で作業するのかを見せてもらいたいところではありました。ちっちゃい舟でしたから。
それにしても、キレイなもんですね。
富士山は、登山客の進む灯りが商店街のネオンみたいに連なっておりましたが、そこからの景色はどんな風なんだろうと少しだけ思いました(けど、登ろうとは全く思わない)。