都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

ラジオの帝王

クイズ番組でインテリ芸能人として名前が挙がるのが、宇治原史規辰巳琢郎カズレーザー伊集院光といったところです。

いずれも高学歴芸能人と思いきや、伊集院光は中学のころから漠然と自分にイラついて不登校が始まり、高校中退をしてしまいました。

彼は当時を振り返って「攻めの登校拒否」だと言っています。つまり、引きこもったわけではなく、学校へ行かずに街をフラついて、寄席で落語を見たりしていたのです。それが高じて、三遊亭楽太郎(現圓楽)に弟子入りしたのだから、これも人生ですね。

それなりに修行を積んでいましたが、あるとき知人の作家に誘われてラジオのフリートークに呼ばれます。師匠に内緒で正体を隠しての出演でしたが、これが思いの外ブレークしました。あいつは誰だってことになり、バレますよね。バラエティの世界なんて、狭い社会ですから。

以後、落語家は廃業して、ラジオパーソナリティとしてタレントへと転身。現在の活躍は、ご存知のとおりです。

そんな彼が、同じように登校拒否で高校を中退した千原ジュニアYouTubeで対談しています。

https://www.youtube.com/watch?v=VpWDLS8D-Ss

この中で面白かったのは、ほとんど学校に行かなかったのに、いろんな番組で知の巨匠として崇められているのは何故かって話です。

彼は、仕事を選ぶ際「拘束時間とかギャランティとかに関係なく、インプットする番組を作る」と言ってました。

なるほど、学校を出てからは学びの機会がないので、じっとしていると擦り減っていきます。だからこそ、インプットが必要。

その場合、読書が一般的だけど、教養番組で専門家に接して質問できる機会があれば、メチャクチャ効率がいい。わかるように噛み砕いてくれるからです。やっぱり、努力してるんですね。仕事を勉強の場として捉える。学生時代、消耗していないからこその考え方です。