レギュラー番組を持ちながら8月の一ヶ月を夏休みだと言ってハワイで過ごし、真っ黒になって屈託なく帰ってくる様を見て、これは似てるなと思いました。普通の人とは常識が違うので、立ち止まって深く考えたりはしません。
必死さがないのは、現状に満足していないから。どこかでクビになってもいいと考えている。何故なら、もっとやりたいことがあるから。やり残したことがあるから。長嶋一茂のことです。
生まれてからずっと、父親と比べられるってのは、スゴい重圧だったと思います。自分があるような、ないような。
似てる人とは、ビッグボスのことであります。性格は全然違います。ビッグボスは目立とうとしてるけど、一茂は普通にしていて目立つ。だけど、結果としてはキャラが被っているように見えるのが面白いですね。
「今年は優勝しません」の宣言通り、パ・リーグの借金をほとんど抱え込んで、ぶっちぎりの最下位に沈んだファイターズですが、観客動員もびりっけつなのは、さぞかしプライドが傷ついたことでしょう。順位よりもその方が問題。
過酷なまでの競争意識を煽ったことで、戦力的には可能性が広がったものの、ファンが付いて来ないのは計算外でした。
そこで、ビッグボスは企んでいるんじゃないかと妄想しています。右腕としての登用を。一茂は、球界を離れていても身体を鍛え続けているし、人気は監督以上となるかもしれません。
そうなったら、面白いんだけどなぁ。常識の上をいく破天荒が見たいです。