プロ野球のホームグラウンドで、一番ホームランが出やすいのは神宮球場だというのが定説です。
球場のサイズを京セラドームと比較してみましょう。
明治神宮球場 京セラドーム
左翼 97、5 100、0
左中間 112、3 116、0
中堅 120、0 122、0
右中間 112、2 116、0
右翼 97、5 100、0
外野フェンス 3、3 4、2 (単位:m)
ギリギリのホームランはよくある話なので、1メートルは大変な違いなのです。
だけど、これだけじゃありません。
実は、昼間は学生野球で使ったりする神宮球場は、水捌けを良くするためもあって、外野へ向かって微妙な傾斜があるんです。
つまり、ゴルフで言う打ち下ろしのイメージ。ラインドライブがかかっても、届いてしまうグラウンドなんです。
だから、ヤクルトの打者はバットを強く振る。
セ・リーグで三振数1位のヤクルトは、本塁打数でも1位なのです。2ストライク後のホームランが48本もある(オリは25本)。
日本シリーズは、オリックスがタイに持ち込みましたが、今日からは舞台を神宮に戻すので、一発があるヤクルトに分がありそうです。
接戦になるのも後攻が有利だし、山本由伸が故障で投げられないというのもバファローズにとっての不安材料です。
もし、オリックスに勝機があるとすれば、先制点を取ってリリーフ陣で逃げ切るパターンなので、早い回からバントを多用するんだと思うけど、極端なバントシフトは、投手が打席に立つセ・リーグ野球に一日の長があります。
そのあたりのせめぎ合いが見ものですね。