都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

麻雀野球(2011/11/18分再掲載)

ちょっと前、フジテレビ系列の深夜番組で『われめDEポン』という生放送をやっていました。
東風戦でドラ二枚めくり、さらに割れ目・ドボンルールだから、ギャンブル性が高い。
親の状況を観察し、展開の中で致命的になるような失点を避けつつ流れを掴み取るセンスが必要で、通常ルールとはひと味違う、ドヘタでもツキに乗れば大きく勝てる、そんなルールでした。

出演はスポーツ・芸能に携わる有名人たちで、風間杜夫萩原聖人坂上忍秋元康らが強豪として頻繁に登場。
坂上忍が麻雀牌が不潔じゃないって思ってるのが新鮮ではありました。

そんな中、異彩を放っていたのが落合博満です。
いかなる状況でも、とにかく表情が変わらない。
振り込んだからといって、熱くならない。
展開を読みながら、被害を最小限に抑えつつ逆転を狙う。
いわゆる勝負師です。冷静なんです。
そして、手作りよりも勝ち負けにこだわる。
これって、野球とおんなじでした。


ドラゴンズの野球が面白くないのは、絶対に振り込まない麻雀を見ているようだからです。
リーチがかかると、現物牌しか切らない。ベタオリみたいな。
勝負どころがその先にあることを見越し、被害を最小限に食い止める。
とにかく、流れを相手に渡さないように、先回りして火を消してしまう。
完全試合に見切りをつけるなんてのもありました。
チャンスが三回に一回ぐらいしかうまくいかないと、本気で考えているような攻撃観が根底にあるように思います。
つまり、三割三分だと。
自分のような天才でさえ、六割七分は凡退する。
つまり、攻撃なんて、当てにならないのだと。
そうした考えで、分厚い投手王国を作り出し、鉄壁の守備陣を構成したのでありましょう。

でもねぇ、見ている方は、強気で攻めていくスタイルが面白いんですよ。
ベタオリはねぇ。
何か、ジャイアンツV9の川上野球が重なります。
勝つんだけど、ONもいないしねぇ。

 

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サッカーW杯を観ていて感じたのは、勝利に近づくためにディフェンスが大事だってことです。

攻撃のパターンをたくさん用意するよりも、守備の形を徹底するっていうこと。そもそもが点数の入りにくい競技だからこその考え方です。

ビジネスマンが成功するのも同じこと。うまくやろうなんて、思わなくていい。マイナスが出ないようにすることが大事なんだなぁ。