都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

ボーッと生きてんじゃねえよ!(2018/12/17分再掲載)

昔、一緒に仕事をしていた部下にキクチという男がおりました。
これが、めちゃくちゃ二枚目で、モテるなんてもんじゃない。
残業していると、同期入社の女性が迎えにきて、手伝っていくほどでした。
まぁ、外部の人間がすぐに手伝えるほど、簡単な仕事だったわけですが。


そして、キクチは足が長い。
なんなんでしょうね、二物を与える天。
一緒に歩くと、いつも小走りでした。
「お武家様、ちょっとお待ちを」と必死で追いかけるお女中のような。

 

久しぶりに東京にやってきて、痛烈に感じたのは、みんな歩くスピードが速いこと。
男女関わらずです。
何を急いでいるんでしょうね、何かに取りつかれたようでもある。
羽田空港には、動く歩道までありますが、田舎にはない発想です。


動きが早いということは、それだけ情報量が多くなります。
じっくり味わうのではなくて、たくさん感じること。
これが、田舎と都会の本質的な違いであると思いました。
だから、都会で詩人は生まれません。小説家には、向いているねぇ。