良いアイデアを得るための環境づくりは「馬上・枕上・厠上」だと言われています。
私の場合、通勤電車がないので、その代わりに「浴上」。つまり、バスタイムが貴重な読書時間となっています。
湯舟に浸かりながらの読書は、一時間を超えることもあり、私の蔵書は全体的に過分な湿気を帯びているのが特徴です。
そんな感じで、年間200冊ペース。
複数の本を並行して読むってのも、ちょっと変わっているかもしれません。
さて、新春の読書一発目は、『凍結捜査』『共謀捜査』(堂場瞬一著・集英社文庫)の二枚抜きです。
新聞記者出身の堂場作品は多作なので、今野敏と並んでブックオフでまとめ買いするときに引っかかりやすく、このブログで紹介する機会が多いのですが、何でしょう、人物の描写が今ひとつ私の肌に合わず、思い入れることができませんでした。
両作品は、堂場作品の中で「捜査シリーズ」と言われている連作もので、ついつい誉田哲也の姫川玲子シリーズと比較してしまいますが、違うんだなぁ、主人公の魅力。似てるけど、ちょっと違う。う〜ん、両方とも75点。