都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

この国は歪んだニュースに溢れている

メディアの報道を鵜呑みにしていると、真実が見えなくなってしまうことがあります。

例えば、新聞社の場合、販売店の押し売り的な体質を批判することなく、押し紙問題に蓋をしているのは、公然の事実です。消費税の軽減税率導入について、反対の立場を取らなかったし、販売店の主戦力である外国人留学生の違法労働のことも触れようとしません。巨人軍の負の話題は、全く広がっていかないし、いつまで経っても真夏の炎天下で行われる高校野球の球数制限等の在り方にドス黒いものを感じます。

テレビ局が、スポンサーの影響を受けるのはもちろん、政治的な圧力に対し、全く無力です。NHKですら、そう。大相撲に正義なんてないし、年末の紅白はアミューズ祭りでした。

一事が万事なので、冷静かつ公平性を保ったニュースなんて、期待できません。

 

そんな中で、発信源として信頼性の高いのが、辛坊治郎です。

20年以上、新聞を読まない私の情報の拠り所は、Podcastの『ズームそこまで言うか!』とYouTube『辛坊の旅』となっています。

この人をいいなと思うのは、入ってきたニュースを鵜呑みにせず、まず、疑って見ているかどうかにあります。間違ったと思ったら、前言撤回も厭わないのもいい。多くの人は、過去の自分に縛られて、矛盾するものなんだけど、彼の場合、いつも真っ直ぐです。それだけに、好き嫌いが分かれるとは思いますが。

同氏の最新刊が『この国は歪んだニュースに溢れている』(PHP研究所)です。

この本の中で、いろいろ噛みついていますよ。

 

 ・公明党共産党は、その支持基盤が都市の貧困高齢層であるという点で似通っている。

 ・新型コロナ流行に際し、国民に10万円ずつ配ったのは愚策であった。

 ・警察利権の温床となっているパチンコ屋を社会問題とすべきだ。

 ・国家は宗教団体の設立に関与することなく、他の法人と同様に活動に対して税金を徴収すべきだ。

 ・WHOが発表する致死率に人口を掛けて「日本における死者が40万人を超える」と煽った専門家は、自らの発言を総括すべきだ。

 ・コロナに対し、何の対策も打たなかったスウェーデンの感染者データが他国と大差なかったことを重く受け止めたい。

 ・太陽光パネルに待ったをかけるのは、原発推進派の印象操作である。

 ・病気を抱えて孤独に暮らすより、三食提供される上、身の回りの世話を他の受刑者がしてくれる刑務所に入った方がいいと考える人がいる。

 ・高齢者の免許返納を言うよりも、自動ブレーキや自動運転の規制を見直すべきだ。

 ・家庭に一台の電気自動車があるということは、各家庭が巨大エネルギー貯蔵庫を持つのと同じことである。

 ・その開発で大きく遅れた自動車業界は、中国企業に狙われている。

 ・日本で一番売れているテレビの「レグザ」のデータは、双方向性になっていて、視聴率調査に利用されている。

 ・ニュースでモザイク処理された人のメッセージが堂々と流れるのは日本独特で、虚偽報道やヤラセの元となっている。

 ・地震対策にお金をかけるべきは耐震補強と情報の周知徹底であって、防潮堤建設や地震予知研究ではない。

 

などなど。

キャラクターとしての辛坊治郎は、金銭感覚が異常で(ドケチだってこと)子供っぽく、あまり付き合いたくないタイプだけど、ニュースに対する姿勢は筋が通っていると思うので、新聞を読むかのように向き合っています。