昨年のサッカーW杯で、最も印象に残ったのは、スペイン戦での2点目のゴールでした。三笘の一ミリと呼ばれるゴールラインぎりぎりの折り返しがVARによって、インプレーだと認められたシーンです。機械判定だからこその成せる技。そういうのを良しとする人が、多数派だということです。
スポーツの判定は、たくさんのカメラが導入されることで、劇的に変わりつつあります。
ラグビーだって、アメフトだって、バスケだってそう。
それによって、トラブルは激減しています。機械が言ってるんじゃ、仕方ない。
ひと昔前は、機械だから壊れるし怪しいなんて思ったりしたけど、今の時代は信頼されています。人間よりも機械の方が上だと認めるのは、寂しいような気がしますけど。
こうなってくると、野球における球審のストライクorボールが時代遅れに感じられます。
昔から、審判のクセみたいなものが言われていたし、ハーフスイングの判定についても曖昧でした。
バッテリー、特にキャッチャーには、そういう傾向を掴みながら、球審と対話するようにリードしていくことが求められてきたのです。
しかしながら、ここへ来て、MLBにおけるAI技術を取り入れたロボット審判の導入を検討していると発表しました。当然に日本にも波及するでしょう。機械は正しいのだから。
そうなると、草野球はどうなるんでしょうね?
審判なんて、誰もやりたがらない。いや、そこそこのアマチュア大会では、審判する機材が揃わなければ成立せず、野球がやたらと人数と予算がかかるスポーツとなり、お手軽感がなくなるかもしれません。
空き地で相手チームとグローブを交換しながら、揉めた時は負けてる側が有利にと適当にやっていた時代が懐かしいです。