都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

THE 名門校

横浜の公立名門高校と言えば、羽鳥慎一アナの出身校である横浜平沼高校。そして、昨年東大合格者数52人とめざましい躍進を遂げている横浜翠嵐高校です。

この学校は「大平凡主義」を校訓としており、名誉や地位などばかりを利己的に求めるのでなく、市井の偉人となって世の中に尽くそうという考え方が建学理念として浸透しているんだそうです。

いいですねぇ、建学理念。私の高校は「独立自尊」でした。

そういう理念が詳らかにされると、その考え方が授業や部活動に反映されるようになります。学校のカラーってことですね。生徒がそれを意識するようになれば、自ずとプライドが生まれ、自律するようになるのです。だから、歴史がある名門校はいいのだと。

 

BSテレ東は、高校にスポットを当てた『THE 名門校』という番組を作っています。

学校経営もビジネスの一つであるわけですが、少子化の中、それぞれがどのような戦略を持って生き残りをかけているか?名門校はなぜ名門校たり得たのかを描いているのが日経新聞的なのであります。

翠嵐高校躍進の秘密は、生徒の心に火をつける授業にあると分析していました。

例えば、数学の時間。先生がボードに問題を書くと、突如全員が立ち上がり、思い思いにクラスメート同士で解答の糸口を話し合います。考え方の異なる仲間たちと協力することで、やる気を刺激された生徒たち。それは、コミュニケーションの場でもあり、他者の考えに触れることで、自分の中に化学反応を起こさせるっていうような話です。全部、教えないってとこがミソなんだなぁ。

教育で一番効果的なのは、自分で教えてみるってことだと思います。教える人が一番勉強するからです。いや、面白い。勉強になりました。