メジャーでは絶滅危惧種である犠打ですが、日本ではそうなっていません。
過去十年のチーム別犠打数を見てみましょう。
ヤクルト 146→118→104→85→109→109→84→56→90→86
DeNA 133→149→137→81→84→71→81→51→81→102
阪神 112→121→138→88→113→108→104→86→82→119
巨人 109→117→116→112→87→96→84→59→48→73
広島 160→120→135→91→116→109→111→81→85→118
中日 98→126→114→108→115→86→108→73→98→123
オリックス 137→177→115→154→149→118→101→89→80→114
ソフトバンク 144→146→109→148→156→102→100→81→93→110
西武 132→155→104→80→93→48→78→60→83→78
楽天 110→118→105→122→105→76→98→87→105→95
ロッテ 124→109→109→120→98→108→92→96→106→94
日本ハム 148→172→104→178→103→86→78→85→89→98
10年前と比較すると、2〜3割ほど減っているものの、まだまだ有力な戦術として考えられているようです。
セ・パで、それほど差がないのも興味深いところ。普通に考えると、投手が打席に立つ方が多くなるハズなんだけど。パ・リーグは投手優位だからでしょうか?
そんな中で、犠打を多用しているのが、打線が弱いとされる中日・オリックス。あまり使わないのが、本塁打依存傾向が強い巨人・西武でした。
そして、この作戦は監督の好みってのもあります。DeNAのラミレス監督や西武の辻監督は、嫌っていました。
(つづく)