都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

万事休す

前に体重108キロ弁護士先生の話を書きましたが、最初の結婚は同期の弁護士で、いかにもって感じの聡明な女性でした。

彼は、大学在学中に難関の国家試験に合格した切れ者なので、そういう人が好きなんだろうなと結婚式に列席した友人たちと話したものです。

それが、新婚旅行から帰国後のスピード離婚。しばらくしてから、その理由が何だと聞くと、妻がお茶を淹れるときに、急須の蓋をひっくり返さなかったからですって。私がひっくり返りました。

世の中には、相手が自分の思い通りにならないと、強く不満を持つ人がいます。相手を完全な支配に置くなんて、あるわけないんだけど、育った環境によっては、本気でそう思っていたりする。中小企業の社長など、お金持ちのお父さんのもとで暮らしていると、そういう価値観を持つ傾向が強いような気がします。選民思想ですね、そういうの。

急須の蓋が気に入らないとして、それを指摘されたとき、うるせえなと思いながらもゴメンナサイと引いていれば、大袈裟にならないんだけど、逆ギレした女性の方も理解できます。それにしても、急須ねぇ? 身も蓋もない話でありました。