大相撲十二日目の宇良と翔猿の取組みで、25年振りに「頭捻り(ずぶねり)」という決まり手が出現しました。
これは、相手の胸に頭をつけた上で、相手の差手を掴み、頭を軸に相手を捻り倒す技で、イメージ的に言うと、メンコみたいな感じで上体をバネのようにして相手の身体を裏返します。
これ、動画で見るとなるほどなので、検索してみてください(「頭捻り」と書かれたTシャツのネット販売もありました)。
相撲の決まり手は、全部で82種類あるそうですが、その多くは「寄り切り」「上手(下手)投げ」「引き落とし」「押し出し」で、幕内では離れて取る力士が少ないため、派手な技はなかなか見られません。
負けた翔猿は、取組み後、苦笑いしていました。これも珍しい。
こういう技がもっと多く見られると楽しいんだけど、身体が大きな力士が増えると、なかなか技が使えなくなるのは、プロ野球と逆ですね。
いや、モンゴル以外、カタカナ語が全くないのが相撲のいいところなのであります。