都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

偉人・敗北からの教訓

江戸後期の歴史学者である頼山陽は、その著『日本外史』の中で「日本三大奇襲戦」として、①河越城の戦い厳島の戦い桶狭間の戦いを挙げています。いずれも戦国時代の話なんだけど、①と②は知りません。いや、頼山陽だって教科書で習わなかったような…?

だけど、桶狭間は知ってます。織田信長については、結構知ってるつもり、大河の常連ですからね。自分の曽祖父のことより、よっぽど詳しい。

そして、信長ファンが大勢いるようです。生きてる織田信成より断然多い。

なので、テレビ番組では、思い出したように取り上げます。東洋経済が年一で生命保険の特集を組むような話。一定数が見込めますからね。

 

BSイレブンで先週の土曜日から『偉人・敗北からの教訓』が始まりました。

毎回、偉人たちが犯した「歴史的な大失敗」から、その背景、要因、影響などを読み解き、偉人の人物像を浮き彫りにするとともに、今を生きる私たちの教訓としていくというのがコンセプトです。

その一回目として織田信長を取り上げました。

浅井長政荒木村重明智光秀と続いた裏切られ続けた歴史を振り返りながら、たっぷりとディスっています。

いわく、「共感性が乏しく相手が理解できない」「反省しないため同じ失敗を繰り返す」「相次ぐ成功・自信過剰、それが自己肥大化に繋がり、無反省という負のスパイラルの中に落ち込んだ」「固定観念にとらわれて思考停止に陥る」「その結末が本能寺の変だった」と。

なるほどねぇ。

他者の気持ちが分からないというのも有能な側近に恵まれなかったというのも天才の副作用みたいなもんなので、だから気をつけましょうとはならないと思うんだけど。同じ失敗を繰り返したってところ、失敗だと考えていなかったのではないでしょうか?

いや、裏切る人の気持ちが分からないのは、純粋だからと言えるのかも?
人と全然違うからこそ面白い。そう思いませんか?