その曲を聴いたら、すぐに番組がイメージできるってのがあると思います。
古くは、NHKの『新日本紀行』『きょうの料理』、『キューピー3分クッキング』もそうだし、『探偵ナイトスクープ』『恋のから騒ぎ』『月曜から夜ふかし』『情熱大陸』『徹子の部屋』などなど。『オレたちひょうきん族』なんてのもあったな。あっ『笑点』を忘れてました。
前提としては、長寿であること。定番で耳に馴染むまで時間がかかりますからね。
そういう意味で、ドラマの主題歌はなかなか難しいんだけど、唯一ランクインできそうなのが、『火曜サスペンス劇場』のやつ。
ベートーベンの『運命』に匹敵するぐらいのイントロで、茶の間を惹きつけます。その後、岩崎宏美がバラードで続く。上手いねぇ、さすがは日本テレビなのでありました。
だけど、2005年に番組が終了し、忘れかけておったところ…
復活しました。にしたんクリニックのCMソングとして。この曲『フラッシュバックテーマ』というタイトルなんだそうです。フラッシュバック、なるほどねぇ、そういう曲だわ。タイパの良さは『紅蓮華』や『新時代』の比じゃありません。
TVerを見ていると、しつこいくらいにガンガン流れてきます。ほーんとしつこい。
なんだか知らないうちに、覚えちゃいました、にしたんクリニック。城本クリニックのときと同じ。違うのは、高級感です。城本のは誰だか知らない人がゴロゴロやってて貧乏臭いけど、にしたんは郷ひろみに始まって、今シリーズでは船越英一郎・黒木瞳・3時のヒロインと揃えました。
時代でしょうね。高須クリニック・湘南美容外科を見るまでもなく、客単価が高い整形業界が滅茶苦茶儲かるのは間違いない。
だけど、利用者は不安があるから、ブランドを気にします。絶対に失敗したくありませんしね。だから、病院が遠くでも行っちゃう。これが、広告バラマキの真実です。
ネット広告に特化するのも、ターゲットに見合っているからで、名前さえ知ってもらえれば、どうせ検索してもらえるから、商売の中身に触れる必要がないとのヨミでありました。すごいわ、これ、マーケティングの極致。ハズキルーペよりすごい。