毎週土曜日に放映されている『王様のブランチ』の映画コーナーと読書コーナーをチェックしています。
映画については、キャスティングが明らかだし、映像の一部が公開されるので、何でも褒める評論家に惑わされることは少ないんだけど、オススメ本はどうもいけません。むしろ、裏切られることが多い。
なぜ、そうなるかというと、文字を脳内で映像変換する工程が、年代によって微妙に違っているからです。理解できることとできないことが、ジェネレーションギャップによって表れてしまいます。
例えば、給食一つとっても、思い浮かべるものが違うでしょうし、通信手段にしてもそう。いや、なんだってそうなんです。だから、若い世代にウケている書籍は、大体合いません。逆もそうなんでしょうね。
最近、BSテレ東で『あの本、読みました?』という読書好きには堪らない一時間番組を毎週やっているのを知りました。
ナビゲーターは鈴木保奈美。意外にも読女だったんですね。相当、読み込んでいる。彼女の醸し出す、貧乏人が似合わない高級感は、知的な会話を楽しめることによって、セレブを引き寄せるのだと納得しています。違うかな?
この番組は、活字中毒者に向けて作られており、ゲストに作家や編集者を迎えて、いろんなテーマを深掘りしています。書籍についても、内容の一部に踏み込んで紹介してくれるし、その魅力ポイントを的確に捉えてくれたりするので、イメージが浮かびやすくなっているのです。
番組きっかけで何冊か購入しましたが、書店へぶらりと訪れて買うよりも、ハズレが少ないように思います。
こうなってくると、ますます読むスピードが追いつきません。2倍速で読めるような仕組み、出来ないかねぇ?