今年はとにかく投高打低が目立っています。
各チーム共に、点が取れません。
だから、カープなんて0対0で引き分けの試合が、すでに3試合もあります。観に行ったお客さんは、ストレスでしょうね。今の時期だから余計に肌寒い。
ちなみに、2点以下で終えたチーム別の試合数は、以下のとおりです。
0点 1点 2点 合計
広島 10 4 5 19
巨人 7 4 12 23
オリックス 7 5 7 19
中日 6 7 6 19
ロッテ 5 8 6 19
楽天 5 6 6 17
西武 4 10 8 22
阪神 4 7 9 20
DeNA 3 8 8 19
ヤクルト 3 5 1 9
ソフトバンク 2 2 7 11
日本ハム 1 9 4 14
近年の野球は、外野手の守備力が格段に良くなっているので、ヒット3本が繋がったとしても点にならないことが珍しくなく、広島のように長打力のないチームは、僅差の試合を余儀なくされます。巨人が見た目ほどに打てないのは、坂本や丸に往年のパワーがなく、大城を二軍に落としたため岡本以外に一発が期待できないからです。
だからこそ、そういうチームは、守備を固めておかねばなりません。
不振が続くからといって、一塁手や三塁手、あるいは外野手を打撃本位で起用すると、痛い目に遭います。
投手と野手の間に、不穏な空気が流れると、チーム内に一生懸命なエネルギーが失われていきます。
打率は二割五分でもまぁまぁ合格だけど、守備率は九割五分では足りないということ。日本人の野手が、メジャーで定着できないのは、打力じゃなくて守備力が足りないってとこに、そろそろ気付いてもいいんじゃないかな。