「ポツンと一軒家強盗」というのがあるんだそうです。
テレ朝系の同番組は、視聴率もそこそこで、へ〜こんなところに人が住んでるんだと驚くことも多いのですが、番組の中でプライバシーを洗いざらい明かすもんだから、強盗団にとっては恰好の事前資料となるわけです。
周りに誰も住んでいない高齢者世帯は、反撃される心配や近所からの通報がないであろうということで、ローリターンだとしてもリスクがほとんどないっていうのは、彼らにとって大きな魅力なんでしょう。
まぁ電話連絡網でさえ、廃止となる世の中ですからね。番組の命運も尽きることと思われます。
気になったのは、ワイドショーでこのニュースを取り上げた犯罪ジャーナリストが、犯行に及んでいるのがほとんど失踪した外国人労働者だと言い切っているところ。言葉がままならない外国人が見ますかねぇ『ポツンと一軒家』。動機がテレビならば、犯人は日本人だと思うんだけど。
欧米の人たちにはペコペコするのに、アジアの人々に対して妙に威丈高なのは、年齢の高い人ほどその傾向が強まっています。だから、移民につながる外国人労働者の受け入れを厳格にせよというのが、多数説となっているのです。
本当は、受け入れた後の企業側の姿勢に問題があるんだけど、それについては言及しない外国人、特にアジア人差別があります。
もう一つ、『ワイドなショー』を観ていたら、高校陸連が駅伝を走る外国人留学生に対し、距離3キロ以内までとすることを決めたと取り上げていました。サッカーやラグビーなどのボールゲームでは、人数縛りに留まっていますが、駅伝は距離制限。そうしないと、日本人の活躍の場が奪われるからと言うんだけど、競技は世界を目指さないのかと大いに疑問です。
これだって、留学生が欧米の子だったら、平気だったように思います。アフリカだからダメだと。
ハーフの選手だって最近でこそ、門戸が多少拡がったものの、否定的に見ている人は高齢者ほど多いかも。
考え方が変えられないのは、自国に閉じこもって海外に目を向けないからなんだよなぁ。