ミャンマーの実習生を教え始めて、一ヶ月が経過しました。
以前、教えていたベトナムの子たちは、ビルクリーニングの仕事だったので、勤務中はほとんど喋らない、むしろ喋ってはいけないため、なかなか会話力が上がらなかったのですが、ミャンマーの子は介護職なので、日常的に日本人とコミュニケーションを取る頻度が多く、「話す」「聞く」はバッチリです。
しかしながら、読む能力が追いついていかない。やはり、漢字を使わない東南アジアの人々にとって、日本語はとても厄介です。何より、日本語能力検定はペーパーテストですからね。
そこで、来月7日に実施される検定試験に向けて、ムチを入れるべく、模擬試験を行うのですが、今のところ間違いだらけで…
添削してメールで正しい答えを送ったところ、「間違えが多くて申し訳ありません」との返事がありました。
せっかく教えてもらっているのに、不甲斐なくて申し訳ないということだと思うんだけど、私に謝るのは違います。
だから、それに対しては、こう返しておきました。
「解答を間違えたからと言って、あやまるのは違います。
試験で点数(てんすう)が高い人は、家(いえ)でたくさん間違えた人です。
◯◯さんは、まだ間違える回数(かいすう)が少ないです。
もっとたくさん間違えてください。
そして、次(つぎ)に同じ問題が出たら、今度(こんど)は同じ間違いをしないようにしましょう。
それが勉強(べんきょう)ということです」
なんか、お坊さんになった気分です。