都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

キャプテンバイソン

先日、芸歴5年以内のお笑い芸人による賞レース『第二回UNDER5 AWARD』が行われ、ピン芸人の清川雄二が優勝しました。

若手お笑いの登竜門とでも言うべきこの大会には、主に20代のセンス溢れる逸材がコント・漫才のジャンルを問わず、参加しています。

中高年には難しいシュールなネタが多いので、後から込み上げてくるような空気感が独特な舞台なんですが、優勝した清川雄二は大道芸を極めていて、笑わせるというよりも驚かせるタイプの芸風でありました。ハーモニカをスッポリと口の中に入れて演奏するなんて、どうしたら思いつくのでしょうか? そんなことが出来るってのもビックリですが、現代版の染之助・染太郎はこんな風に進化するんだとの感想を持ちました。同じパターンで勝負していくとなると、人生長いなと心配になったりします。余計なお世話ですけどね。

で、私が注目したのは二年連続準優勝のコント師・キャプテンバイソンです。人力舎所属と言いますから東京03の後輩に当たるわけですが、芸風はむしろダウ90000に近く、会話のおかしさを磨き上げています。ボケツッコミの役割分担はありません。設定そのものがボケであり、お客さんにツッコんでもらうスタイルだと言えるでしょう。

そうか、ツッコミを委ねられると笑いのツボがわからない人がいるってとこ。高齢者が主流のテレビ向きじゃないのかもしれません。

とにかく一度ご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=aAhXOp1AI3U(予選)

https://www.youtube.com/watch?v=CX7IIiehLPg(決勝)

 

最近は、コンテストだらけで、若手のお笑い芸人に道がどんどん開けています。

今週29日(土曜日)フジテレビ系列の『ツギクル芸人グランプリ2024』にも、決勝15組の中に彼らが含まれていて、おそらくはここで全国に知られることになるでしょう。この大会、審査員に民放テレビ5局のプロデューサーが加わっており、評価の信憑性が高いです。

キャプテンバイソンに注目です。