都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

終身雇用の是非

明治安田生命が、他社に先駆けて70歳定年制を打ち出したそうです。

企業イメージとしては、生涯保障を約束する保険会社なので、良いことのように思えますが、当事者である社員から見てどうなんでしょう?

私の周囲を見渡しますと、65歳を過ぎればガクッと体力が衰えますし、いろんな病気が顔を出し始めるのが普通です。配偶者がいれば、掛ける2であって、親の介護が掛ける4。忙しくって、仕事どころじゃない現実が待ち構えています。

それに、余程のスターでない限り、重みのある職務に就けるハズもなく、そこそこ能力があった人は、バカバカしいのでリタイヤします。

それでも頑張ろうとする人は、過去の蓄積から横着になっているため、若い社員から煙たがられる。

かくして、ほとんど役に立たない人や気働きのきかない社員が、ごっそり待ち構えるのが関の山でありましょう。

おそらくは、そういう人たちの行き先が監査と教育になると思いますが、監査を強化すると営業力が弱まるし、教育ってのはマインドの問題だから、うわべだけになってしまうのが目に見えています。

何より、10年先が不透明な時代に、そんな約束をしてもいいんでしょうか?

最近の流れからすれば、むしろ50歳定年で一旦区切りをつけて、その後は個別での再契約という方が現実的だと思うんですけどね。緊張感のない雇用形態は、プラスにならないと考えるのであります。