56人の候補者が乱立した東京都知事選は、開票速報と同時に小池百合子に当選確実が出され、次点の石丸伸二に120万票以上の大差で三選を果たしました。竹村健一と朝の番組でわちゃわちゃやっていた小池百合子も71歳ですと。スポーツ選手と違い、政治家は長い期間にわたって、第一線で活躍できるものだと改めて思います。
政治家というのは、威張っているようにみえて、その実組織における序列に辛く、当選回数が少なければ、年長者の言いなりとなって下積みする過去を持っています。だからこそ、自分が上に立ったとき、仇を討つように威張り散らすようになる。このあたり、中学高校の運動部組織に似ているかもしれません。
与党である場合、実際に旨みが出てくるのは、大臣ポストの声がかかる当選4回以上から。サラリーマンだと、それほどみんながガツガツしているわけじゃありませんが、政治家についてはほとんど外れなく上昇志向が強いんです。その違いは、取り巻きがいるかどうかってこと。自分だけの問題じゃないってプレッシャーが、毎日のように襲ってくる。それも、いつしか快感に変わるわけです。
二階俊博(85歳)麻生太郎(83歳)辞めませんね。自分はグラウンドに立たず、代わりにやるプレイヤーがたくさんいるから。
そして、代わりにやるプレイヤーを増やすためにも、自分自身が歳をとることが重要なのであります。