都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

スケートボード

中学時代にラグビーをかじった私は、高校入学と同時にアメフトを始めようと、部室の門を叩きました。

部員獲得には、どの運動部も必死で、アメフト部の売りはコスチュームの格好良さです。ヘルメットに肩パットですからね。いかにモテるかを熱く語ってくれたのを思い出します。

で、実際に装着してごらんと渡されたのですが…

ヘルメットが入りません。ラグビーのヘッドキャップは布製なので伸びたんですけど、ヘルメットにそんな融通はない。

先輩たちはビックリしていろいろ出してきたんだけど、頭囲63センチは規格外のようで、呆れられるばかりです。

結局、イジられるのが面倒くさくなって、将棋部に宗旨替えしました。オイしい想い出でネタにしてます。けど、ホントの話。

 

スケートボードを見ていて不思議なのは、服装の緩さです。

大きめのTシャツにダボダボのカーゴパンツ。基本、ロン毛です。高校野球と真逆。だけど、18歳以下はヘルメット着用が義務ですと。地面がコンクリですからね。それなりに危ない。それって19歳以上でも同じだと思うんだけど、見た目重視なのは運営側にしても兄ちゃんだらけで、若い人にどんどん寄せています。

流れる音楽にしても、競技場内のコースでも気にせずカメラを構えるメディア対応にしても、ちっちゃいことは気にしない。試合に負けてギャン泣きする柔道とは正反対の姿勢です。

そもそも公園の手摺りに躊躇なく乗っかっていくという背徳感。面白いねぇ。テレビの解説者も若者言葉のボキャブラリーが全然違うので、お行儀の良いアナウンサーの戸惑いが、初めて連れて行かれたディスコみたいで新鮮です。世代を超越した融和とでも言いますか、そのへんの緊張と緩和がスケートボードの魅力なのであります。