賞金女王ランキングのトップを走るプロゴルファーの上田桃子が、TBSの『情熱大陸』でバレーボールやバスケットボールを「先がないスポーツ」と発言したことで、炎上しました。その意味は、明確なプロが存在していないことを指してのもので、稼げるかどうかをモチベーションとしている彼女の考えを表したのです。R1グランプリには夢がないという発言と似たようなものですね。
ワールドワイドで毎週のように高額賞金がかかるゴルフは一攫千金を狙えるわけで、必ずしも金持ちの余暇みたいな位置付けでなく、ハングリーな父子鷹みたいなケースも結構見られます。いましたよね、娘の七光で国会議員になったお父さん。
まぁ、何かを言いたいがために、他を貶めるような発言は控えた方がいいのですが、他人の言葉尻を捉えてきゃんきゃん騒ぐのもどうかしてるなぁと思ったりもします。
そういうガツガツしたハングリーさとは真逆のスポーツが馬術だと言っていいでしょう。
中学のとき、馬術部がありましたが、それは大会での勝利を目指すものでなく、お茶やお花みたいに習い事っぽい感じ。いや、貧乏人とは無縁の雰囲気がダダ漏れでした。先を気にしていないスポーツの代表格です。絶対にデブはいません。あっ、お金持ちにデブはいないような記憶も甦っています。
そういう中で、競技として馬術を続けている人っていうのはどんな感じなんでしょうか? 周りに全く存在しないので想像がつきませんが、本人たちは初老ジャパンだとのオヤジ自虐ギャグ。そのあたりも余裕を感じます。ガツガツしないのがコンセンサス。純烈の位置付けとでも言いますか?スケートボードを見た後なので、余計にそう思います。
馬は日本から連れて行くんだそうです。競馬と一緒ですね。そんな意味では、馬自身にもメダルをあげなきゃいけません。
それと、この競技では男女の区別がないと言います。それも競馬と同じです。名馬であれば華原朋美にも可能性があったということでいいんでしょうか?不思議なスポーツではあります。