小学校のころ、階段の手すりに乗っかって滑り降りる子供は、成績が悪いと決まってました。
優等生がやらない反社会的な遊びは、規則にこそ明文化されていないけど、何となく後ろめたさがあるので、先生の前では行いません。
スケートボードには、そんなイメージがあります。学校のクラブ活動にはないし、正式なグラウンドがあるわけでもない。ちょっと大きめの公園に何となく集まったダブダブズボンの子供たちが、我が物顔で施設を占拠し、コンクリートの地面をガリガリ削ります。階段やベンチも練習台に見立ててやりたい放題。どこまでがセーフで、どこからがアウトなのか分かりません。うーん、40才以上のスノボ経験のない人は、認知されていない子供を見ていたような、そんな感じでした。
それがどうでしょう。
優勝した西矢椛選手が13歳ってとこも良かったかも。いかにもじゃないところ。
内村航平の鉄棒は、落下して一発で終わったけれど、スケボーは失敗してもやり直しを認めています。
「オレも昔はヤンチャだったけど今はね」とでも言うような感じ。
公園で一緒に遊んでいる気分なので、プレッシャーはありません。ライバルはみんな、仲間だから励まし合ってました。
こういうの、これから流行るんでしょうね。新しいなぁ。