都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

ルッキズム

いつの頃からでしょうか、美醜の評価基準に「顔が小さい」が取り入れられたのは?

舞台役者の場合、大きな顔はむしろ美点であり、遠く離れた観客席からも表情がハッキリ窺えます。

最近のやつは知らないけど、少年少女の漫画もそうでした。やたらと眼を大きくするので、引っ張られるように顔も大きくなる。足なんて短くても気にならなかったように思います。

こういうのって、日本人が全体に小柄だったのが関係していたんでしょう。背が高いことへの憧れがありましたが、顔の大きさを気にする余裕はない。なるほど、体位向上がきっかけとなって小顔ブームに繋がったと、そう考えられます。

 

私の場合、何と言っても63㎝と頭が大きいので、顔もデカくなる。大きな家に住んでいると態度がデカくなるのと同じです。違うかな?

これに伴う副作用はいろいろありまして…

まず、床屋さんが辛い。手術着みたいに白い上っ張りを着せるでしょう? あれってデッカいてるてる坊主みたいになるんです。しかも、目の前に鏡。ガマの油売りみたいな話です。

写真はできるだけ撮られないようにしています。証拠が残りますからね。ハイライトの箱になった感じ。どうしても写される場合、出来るだけ後ろに下がり、表情を固まらせます。目立っちゃいけない。

それと、友人は顔の大きさで選びます。並んで歩いているときに、すれ違う他人の視線が気になるから。

 

最近、定期的に眼科に通っているんですが、あそこに置いてある機材はどれもアゴを乗せるようになっていて、私の番になると、その調整ネジが限度いっぱいまで伸ばされて、何となく看護士さんのため息が聞こえるような気がしています。それが結構なストレス。お互いにです。

だから、高橋英樹には長生きして欲しい。切に思います。