パチンコ業界が壊滅状態に陥っています。
コロナ禍で引きこもりが当たり前になったことや、スマートパチンコの出現で新台への投資を余儀なくされたこと、タバコが吸えなくなったこと、そして電気料金の高騰などの原因が言われておりますが、何と言っても若者のギャンブル離れが大きいんだと思われます。
物心ついたころからゲームに親しんでいた世代にとっては、パチンコがシンプル過ぎるし、コスパ・タイパが悪過ぎだと考えるのは必然でしょう。それだったら、スマホで映画を観ていた方がいい。ギャンブルの行われる場所が、中高年オヤジの溜まり場になっているってのもあるかもしれません。それが、さとり世代とも呼ばれる昨今の若者のトレンドであって、いろんなリスクを遠ざける傾向にあります。
株式会社レソリューションが、全国の20代男女1,054人を対象として実施した調査では、令和の若者の興味・関心事は次のようになりました。
1位「音楽(56.6%)」
2位「ファッション(46.3%)」
3位「料理(42.3%)」
4位「映画・演劇(36.0%)」
5位「ゲーム(30.7%)」
逆に、あまり興味・関心がないこととして、以下のものが挙げられています。
1位「ギャンブル(63.3%)」
2位「タバコ(60.7%)」
3位「クルマ(39.2%)」
4位「投資(36.3%)」
5位「お酒(30.0%)」
まぁ、投資なんてのはどっちだっていいけれど、その他の項目をみるとコミュニケーションの在り方が激変していることに驚かされます。
クルマが3位だというのもビックリですね。
昔の男たちは、とにかくモテたいので、クルマが必須のアイテムでした。家賃よりも駐車場代にお金をかけているという輩も珍しくありません。
女性の方でも、オトコをクルマで値踏みするようなところもありましたから。
価値観は時代と共に大きく変わります。
そして、10年先のことは、なかなか読めないのであります。