都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

汗牛充棟

林修という人は、進学塾の先生だったらしいんだけど、今も続けてるんでしょうか? やたらテレビに出まくっていて、忙しそうです。

同じようなポジションにいるのが齋藤孝ですが、こちらは大学教授の余裕なのか、テレビはほどほどに、本を書きまくっています。

私は結構なカモになっていて、『声に出して読みたい日本語』『語彙力こそが教養である』『齋藤孝のざっくり日本史』『喫茶店で2時間もたない男とはつきあうな』『意識の量を増やせ!』『天才の読み方』『思考中毒になる!』『発想名人』と、気がつけばこんなに買い揃えておりました。

で、このたびブックオフで220円で購入したのが『読書する人だけがたどり着ける場所』(SB新書)です。上手いんだよな、エセインテリを惹きつける力。頭が良さそうに振る舞っている人がコロッと騙されます。ました。何が書いてあるかというと、

 

・AIの権威であるレイ・カーツワイルによれば、2045年人工知能が人間の脳を完全に超え、世界が大きく変化する。

・だけど、AIに負けないことを目標にするなんぞ、本末転倒である。

・本を片手に思考を深めていくことこそが、人生を豊かにするのだ。

・本はドラえもんのどこでもドアみたいなもので、その本がいろんな世界に連れて行ってくれる。

・思考を深めるには対話するのが一番。だから、本を読んだら人に話すのが良い。

・語る相手がいなければ、レビューを読むといい。新たな発見もあるだろうし、違う意見に触れることで思考が深まるのだ。

・自分にとってどんな価値があったか、何が魅力なのかを考えるには、好きな文章を選ぶ習慣を持つといい。

・知識は細胞分裂のように増える。本をたくさん読めば、その蓄積が後から効いてくるのだ。

・例えば、100冊読んだ人の101冊目より1,000冊読んだ人の1,001冊目の方が理解するコスパがいい。そういうものだ。

アメリカ式の資本主義に慣れてしまうと人生を成功や勝ち負けで判断するようになるが、文学の世界に浸ると生き方を追究するようになる。

 

ざっと、こんな感じ。

文中では、たくさんの推薦図書が列挙されておりました。

こうして、書棚がパンパンに膨れ上がっていくのであります。