都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

野村ブルー

茨城県に野村花火工業という会社があります。

花火業界のトップに君臨し続けており、NHKの『プロフェッショナル〜仕事の流儀』やTBSの『情熱大陸』で取り上げられています。

世界で初めて、五重の同心円を描く「五重芯」と呼ばれる菊型の花火を開発したことで喝采を浴びました。

丸く、美しく、綺麗に咲いて、綺麗に消えるのをモットーとして作り上げるのがスゴいんだけど、色彩についてのこだわりも強く「野村ブルー」と評される独特の青色は、その落ち着いた色合いが何とも言えない風情を醸し出しています。赤やオレンジが強調される花火で寒色系の特に青色を出すのは難しいとされているようで、だからこその「野村ブルー」なんです。

都道府県魅力度ランキングで毎年ビリだとされている茨城県は、もっと花火のことを前面に押し出した方がいいと思います。私が知事だったら、そうするな。

 

日本中から集まった花火師たちが腕を競い合う競技花火大会として有名な「大曲の花火」が先週の土曜日に行われ、NHKBSがこれを生放送していました。便利なもんですね。家庭に居ながらにして、花火が満喫できる。音や匂いの臨場感こそありませんが、大画面テレビってのは、こういうときに素晴らしさを感じます。ゲストで参加していたトラウデン直美の浴衣姿も可愛かった。

そして、評価のポイントを聴きながら、花火を観る目が少しだけ肥えたように思います。丸の形を愛でるってこと。色合いもね。

それにしても、終盤で魅せてくれた大会提供花火の「グレイティストショウ」は圧巻でありました。オリンピックの体操競技みたい。

いやいや、高齢者にとっての花火のテレビ観戦は、大いにアリだと思います。来年は、もっとお酒を用意しておきましょう。