何故だか理由がよくわからないけど、今年のプロ野球は投高打低となっていて、ホームランが減少し、ロースコアの試合が多くなっています。
特にセ・リーグでこの傾向が顕著で、防御率一点台の投手が7人もおり、前半戦の5回を終わって0対0という試合が頻出しているのです。
一つ言えることは、セ・リーグが今どき珍しくDH制を採用していないからで、平均で一割未満のほとんど打たない打者が打席に立つことによって、相手投手を随分と楽にしています。
今季の投手打撃成績は、以下のとおりです。
広島 202 打数25安打 9打点 0本塁打 81三振 1四球 打率.124
阪神 213打数24安打 12打点 0本塁打 105三振 8四球 打率.113
中日 178打数20安打 5打点 0本塁打 71三振 6四球 打率.112
巨人 191打数18安打 11打点 0本塁打 87三振 4四球 打率.094
DeNA 201打数17安打 7打点 1本塁打 107三振 11四球 打率.085
ヤクルト 180打数15安打 4打点 0本塁打 79三振 3四球 打率.083
個人別では、カープの森下暢仁の42打数11安打3打点打率.262の成績が、平均的な野手を上回っているのが目を惹きます。
試合では八番打者を任されることもあり、監督の期待の大きさも窺えます。本人も3割を狙っているんだとか。
しかしながら、多くの投手は三振率が4割以上であり、練習もしていないのでバントさえも危なっかしい。仮に運良く塁に出たとしても、走塁面で全く期待できないので、作戦面で邪魔になってしまいます。大谷翔平って、ホントに何なんでしょう?
点が入らない、息詰まる投手戦ばかり見せられていると、いや、同じような展開ばかり続けられるとファンが離れて行ってしまいます。
もし、ボールやバットを変えるのが難しいとするならば、DH制の採用こそがプロ野球の活性化に繋がると思うのです。
初めから打つ気がない打者がバッターボックスに立つのは、やっぱりおかしいのではないでしょうか?