都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

とらや工房

ういろうで有名なのは名古屋のやつで、薄甘い出来損ないの羊羹みたいであり、そんなに美味しいもんじゃないけど、不味いってことでもなく、その販売力、マーケティング力で、お土産の歴史を引っ張ってきました。

しかしながら、山口県のういろうを知る者たちは、不満に思っていることでしょう。ういろうは山口だと。

何が違うかと言うと、名古屋のは原材料が米粉で山口のがワラビ粉だってことです。食感が全然違う。名古屋のやつは、ノリみたいなんです。怒られるかな?

 

ところで、ういろうの本家筋にあたるのが羊羹で、お土産界の頂点に立っているのが「とらや」です。何といっても骨密度の高さが真骨頂であり、その重さを有難いと感じる人は多いものです。値段が高いってところもブランド力を高めていることでしょう。貧乏人は買おうとしないけど、所得が上がるにつれて、信者が膨れ上がっていきます。お菓子の世界は洋菓子に押されっぱなしですが、和菓子の雄として頑張ってほしいと思うのであります。

その「とらや」が御殿場市にアンテナショップを持っていることを知りました。まぁ、小売店のひとつとして、それなりの品揃えをしている程度であろうと甘く見ていたのですが、あに図らんや、結構なスケール感を持ったテーマパークだったのです。マツコの番組で紹介されてハネたらしく、三連休初日の今日は、10時の開店前に行列ができておりました。和菓子のカフェなんですけどね。御殿場だからこその広大な敷地であり、近隣にあるアウトレットとの相性の良さ、お互いの相乗効果もあって、わざわざ出かけて行く場所として高まったのでありましょう。

今どきの観光スポットでありながら、意外にも日本人だらけだったのは、和菓子だからでしょうか? まだまだの伸びしろを感じています。外国人にウケるんじゃないかな、上品な甘さ。いやいや久しぶりの「とらや」は、金持ちの味でありました。土日祝日限定の「赤飯大福」美味しゅうございました。