都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

好き嫌いについて

自民党の総裁選びで改めて思ったのは、多くの人々の判断基準が好き嫌いによるものだということです。

国家観や政策などは二の次で、その人の評価をイメージで決める人の何と多いことか? そうだとすると、容姿・表情・声の出し方・言葉のチョイスが大切で、ももクロの4人が意識していることとほとんど同じなんです。人気者になる方法。簡単だねぇ、難しいけど。

そんなわけで、候補者たちはお化粧するみたいに過剰な演出、ニコニコしながら普段の実像とはちょっと違う自分を創り出そうとしています。

笑福亭鶴瓶は、ファンから写真を求められると、いつも同じ作り笑顔で応じます。これを形状記憶だと言ってました。

なるほど、ニッコリ笑顔でカメラに向かうのもコツがあって、練習の賜物であったりする。下手くそだと、嘘っぽさが浮かび上がったりして、面倒くさいねぇ。候補者の中には、そういうのを捨ててしまってる人もいるけど、それでは世間を欺くことはできません。

かくして、国のリーダーは欠点が少ない人を選ぼうとする傾向がどんどん強まります。これが、減点法を刷り込んできた学校教育の行き着く先だと思ったりもします。

 

ホリエモンは「知能指数が下がれば下がるほど、好き嫌いでモノを言うようになる」と言い切っておりますが、これに被せるように「小学校の国語のテストで45分かけて50点取れないのはおかしい」とも発言しました。これ、芯を喰った話ですよ、英語じゃなくて国語が理解できない日本人。これでは選挙なんかやったって、正しく選ばれるわけないだろうというのが本日の主張です。なので、投票率が低ければ低いほどいいというのはデタラメでもないと思ったりしています。

子供の頃のインプットが足りなかったとしても、たくさんの本を読むことでリカバリーできますが、それは太ってる人にランニングを奨めるような話で、ほとんど見たことありません。遅咲きの読書デビュー。

勉強をして来なかった、読書もする気がない人は、考える力が育っていないので、好き嫌いを判断の拠り所としています。だけど、好き嫌いの感情は、ちょっとしたことで突然変わったりします。考え抜いた結論じゃないと、簡単に上書きされてしまう。それが好き嫌いということ。

これって、結婚の相手選びにも通じる話であって、本当は尊敬できるポイントの多い人を選べばいいんだけど、好き嫌いで判断してしまうってところが離婚の多い理由です。本線から大きく外れてしまいましたが、好き嫌いで判断するのは賢くないって言いたいんです。分かってもらえますかねぇ?