不勉強で申し訳ないんだけど、数年前に国会では「ご飯論法」という質疑がなされていたらしい。
それは、野党からの質問に対し、のらりくらりと論点をかわす安倍晋三元総理の姿勢について、立憲民主党の小西洋之が糾弾したものです。
「ご飯論法」とは、野党議員の質問に真正面から答えず意図的に論点をずらして中身のある答弁を行うことを回避するという論法で、「朝ご飯は食べたか」という質問を受けた際、「ご飯」を故意に狭い意味にとらえ、パンを食べたにもかかわらず「ご飯(白米)は食べていない」と答えるように、質問側の意図をあえて曲解し、論点をずらしつつ回答をはぐらかす手法のことを言うそうです。
なるほど、世の中には賢い人がいるもので、ディベートに強い人にとっては、どうってことないテクニックの一つのようです。煙に巻くって話。
安倍晋三元総理の言葉を振り返ってみると、そういう「ご飯論法」がどんどん出て来ます。ブレーンに言葉の魔術師がいたんでしょうね。普通の理解力では、全く追い付けない。
そうやって、信者を取り込む能力に長けていたのが安倍晋三で、それを徹底的に批判していたのが適菜収です。