都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

日清焼きそば

タレントたちが、あまりやりたがらないのがグルメや旅行のロケ番組です。

ロケバス等による移動が多く、拘束時間が長い割に使われるシーンはごく一部で、スタジオで茶々を入れるひな壇の人に比べて効率が悪いんです。だから、ベテランやそれに準ずる人たちは、やりません。もっぱら、売り出し中の若手のポジションとなっています。

反対に、一番おいしい仕事はテレビCMです。高額なギャラに対して、拘束時間が著しく短く、時間給に換算すると大変な額になるからです。

吉永小百合みたいな大御所の俳優が、ほとんど映画にすら出ていないのに、ガツガツしていない(多分?)のは、そういうことです。

芦田愛菜なんか、数で稼いでいますからね。彼氏なんかいなくてもへっちゃらです。

ただし、魂の一部を売らなきゃならない。なんとかルーペなんか触ったことがなくても、普段使いしてる風を装うし、軽自動車のCMに日本を代表するような俳優が出ているのを見るとガッカリします。

そういうのって、詐欺商法に通じるものがあり、最近では医師の94、9%が薦めているなんてのは絶対に嘘だと断言します。なぜって、医者を平均的に見た場合、そんなに素直で協力的な人ばかりではないからです。「アンケートに対して好意的な医師の」っていうんだったら分かるけど。「消防署のほうから来ました」ってのと同じロジックです。言い過ぎかな?

ところが、最新の日清焼きそばのCMは秀逸でありました。CMのキャラクターを務めるGACKTが、「ボクは麺を食べないので、ゆで卵にかけます」だって。ウソがないのがこれほど伝わるCMは珍しい。焼きそばにかけるソースを「神の粉末」と呼び、何に振りかけても美味しいってコンセプトらしいけど、いますかねぇ、焼きそばじゃなくて粉末だけ使う人。ビックリマンシールみたいな話。だけど、神の舌を持つ男のお墨付きは、威力充分でありました。このCM、考えた人、表彰状です。