20代の頃は、しっかりサラリーマンしていたので、テレビを観るなんてほとんどなく、流行歌を聴くこともありませんでした。
だから、松田聖子とか中森明菜とかが歌ってるのを歌番組で直接見ていない。どちらかと言うと、モノマネの人の方をよく知っているかもしれません。バラエティ番組への露出が少ない中森明菜に至っては、顔も思い浮かばない、そんなレベルです。
そんな彼女が、NHKの『伝説のコンサート』で、80分間しっかり歌い続けておりました。
ウエスト、細っ。声、小さっ。
伴奏に負けてる歌唱って、MISIAが怒りそうだけど、一曲の中で張り上げる高音パートが出てくるもんだから、PAさんの努力じゃどうにもならないんでしょうね。だけど、そのメリハリが儚げであり、応援したくなる魅力なのかも。作曲家からすれば、狙い通りなんだと思います。エッジが効いてる歌唱法。なんか、ニコニコばかりじゃない不幸を背負った感じが現実感を押し出している、アイドル然としていない、そんな感じです。
ちょっと好きかも。