言ったそばからジャイアンツがまた、やってくれました。
ソフトバンクから甲斐拓也を、そして楽天から田中将大が入団です。
そもそも巨人の捕手陣は、12球団随一と言っていいほどの充実ぶりで、侍ジャパンに選出された小林誠司(35歳・年俸4,000万)と大城卓三(31歳・年俸1億6,000万)がおり、彼らを抑えて今季は岸田行倫(28歳・年俸4,300万)が台頭しています。いくら監督がキャッチャーを見る目が厳しいと言っても、その上に甲斐拓也(32歳・年俸2億1,000 万は昨年実績)を被せることなんてできるのでしょうか?
二軍には成長株と言われる山瀬慎之助(23歳・年俸680万)がいて、ファイターズから郡拓也(26歳・年俸880万)を補強したばかりで秩序がぐっちゃぐちゃ。さぞやそれぞれのモチベーションが下がっていることとお察しいたします。
田中将大の入団は、岩隈久志を思い出させます。なんか去り際にいろいろあって、前妻の悪口を言いまくったような会見を、プレミア12の決勝当日という最悪のタイミングで開いた行動が、全てを物語っているように思います。実績はスゴいのに、尊敬されていなくって、関わり方が厄介な先輩。今はどうなっているのか分かりませんが、これまた尊敬されていない坂本勇人と繋がっているってのもマイナスです。楽天以上に得点力不足のチームで、競ったゲームを引っ張っていくイメージがありません。速球が衰えたこういう投手は、打線が活発であるか、球場が広い場合にのみ活路が開ける。そうじゃないでしょうか?
何より、プライドの高い人は、どこの世界でも扱いづらいというもの。1+1=2とはならないのであります。