週イチの赤坂ランチで不思議な店を見つけました。
その名は『和食日和 おさけと』とあるんだけど、正式名称が分かりません。なんか途中で事切れたダイイングメッセージみたいな名前。常連さんは、何と呼んでいるのでしょうか?
地下一階の店舗は、高級感を漂わせており、サラリーマンのランチって雰囲気じゃないんです。準高級割烹って感じ。
最近は、肉食を避けて和食にシフトし始めたので、スタンド看板に掲示された『鯛めし膳1,800円』を信じて入店しました。
12時ちょっと前だったけど、お客さんはそれほどいません。
で、案内されたのが4人掛けの個室で、ぼっち飯のこちらが気を使う中、平然と接客しています。考えている次元が違うんでしょうね。
高価な品揃えもいろいろありましたが、迷わず激安(?)メニューを選択。ほどなく、豪華なラインアップが登場しました。
養殖を思わせる厚切りの鯛刺しが八切れもあり、これに黄身醤油ダレをかけて食すスタイルです。
いやいや、元定食屋の立場から言わせてもらうと、これはものすごいコスパの良さです。大満足。
おそらくは、昼飯をアンテナとして、夜の太客へと繋げる戦略なんでしょう。お客様は、量よりも質であり、その方がサービスも安定し、従業員の定着率にも繋がりますからね。
そこらじゅうにチェーン店が居並ぶ激戦区で勝ち残るのは、特長のある店なんだなぁと改めて思いました。