今年のブログを振り返りながら、改めて学んだことをまとめてみました。
〈1月〉
・失言王の麻生太郎が上川陽子外務大臣に対してその能力を高評価をしていたにも拘らず、「このおばさん、そんなに美しい方だと言わんけど」のツカミを切り取られてルッキズムの差別発言として炎上しました。むしろ、わざわざ記事にする方が失礼だと思いました。
・お笑い賞レースの審査員を一人に集中させることで、後輩芸人が絶対君主であるかのように忖度を続けたために、松本人志事件が起こりました。前年にオリラジの中田敦彦が冷ややかに話していたのが思い出されます。
・ボケとツッコミを考える際は、初めにツッコミがあって逆算するとよい。「欧米か?」とか「角野卓造じゃねぇよ」が典型のパターンです。
・サッカーの試合では審判へのリスペクトが無さ過ぎる。これは、教育現場の問題でもある。ラグビーでレフェリーに抗議するシーンなど、見たことがない。
〈2月〉
・アメリカがレディーファーストの国として喧伝されておりますが、実際には根底にある男尊女卑がバレないようにしているだけだと思います。
・北青鵬の暴行事件において、親方である白鵬を守ろうとする動きが全くなかったのは、マスコミも含めてそこらじゅうを敵にしていた不徳のいたすところでありました。相撲界は、国籍や学歴がバラバラに固まっていて秩序が保たれておらず、陰湿なイジメが横行しています。プロレスと一緒で、外部からの意見が入らない内輪のみの組織ってとこが問題でありましょう。
・オシャレを漢字にするとお洒落だとは知りませんでした。ずっとお酒落だと思っていた。
〈3月〉
・若者の飲酒離れもあって、メーカーが度数の低いアルコール飲料へとシフトし始めました。世の中の流れから、タバコに続いて飲酒規制も厳しくなっていくような気がします。だけど、それって性犯罪の増加につながるような悪い予感もするのであります。
・水原一平という人が、ギャンブルから抜け出せなくなったのは「マーチンゲール法」を信じたからだと思います。だけど、飼い犬に手を噛まれながら、懲りずにデコピンを飼い始めたのは大谷翔平の意地なんでしょう、きっと。
・R1グランプリが跳ねないのは、コメント能力が高い審査員を選びきれていないところにあります。観察力の高さは、笑わせる能力とはまた別であったりするのです。
〈4月〉
・自分が損をしているのだから、お前も損をすべきだとそんな心理から引き起こされる行動を「スパイト行動」と呼ぶそうです。緊急事態宣言が解除されても、ほとんどの人がマスクを着用しているのが日本の社会の特徴で、それが必要だからでなく、他人からの視線の強さを意識してのものだといいます。つまり、職場や学校から家族まで同調圧力の塊である日本の社会は「スパイト行動」に満ちているのです。
・宝くじの還元率は46、7%だそうです。パチンコが80〜85%、滅多に当たらない競馬ですら75%だから、これはもう絶望的な数字であり、買う意味が見出せません。にも拘らず、ビッグネームが顔を揃えてCMをガンガン流しているなんて、国を挙げての詐欺行為と思えてしまいます。
〈5月〉
・大相撲の行司の定年は65歳だそうです。土俵の大きさは変わらないのに力士が巨大化しているので、可動可能な面積が狭まり、高齢化も手伝って土俵から転落するケースが目立ってきました。取組みが進むにつれて、高齢行司が仕切る役割分担に無理があると思うんだけど…。
・今季のプロ野球は、投高打低が目立っています。その背景としては、投手の進化に打者が追いつかなくなっていることと、確実性の高い外国人打者がいなくなっていることが挙げられます。だけど、ロースコアの展開はワクワクが足りません。
・日本へやって来る外国人は、中国人からベトナム人へ。そして現在は、インドネシアやネパール、それにミャンマーへとシフトしています。いろいろと偏見があるようですが、国を渡って他所で暮らすというのは大変なバイタリティーであり、そういう情熱を大事にすべきだと思っています。ダイバーシティって、そういうことなんじゃないでしょうか。
〈6月〉
・三者連続三球三振を達成したことをイマキュレート・イニングと言います。長い歴史の中でこれを達成したのはわずか21人。ノーヒットノーランは、90人なので、その希少性が分かると思います。今年はソフトバンクのモイネロが自身2回目。そして、カープの森浦大輔と森下暢久の計3人が達成しました。ちなみにイマキュレート(immaculate)とは、英語で「一点の曇りもない、純粋無垢である」ということだそうです。
(後半へ続く)