BSテレ東の『あの本、読みました?』という番組は、活字中毒者必見で、いろんな名著が紹介されています。
同時に、話題のベストセラー作家が登場し、いろんな一面を伺わせてくれるのも面白い。売れっ子でも、なかなか表には出てきませんからね。
先日の人工知能をテーマとした回では、芥川賞作家・平野啓一郎が出演し、興味深いことを言っていました。
「作者と読者は年齢が持ち上がっていく関係にある。ある作家が亡くなると、途端に本が売れなくなるのは、読んでる人たちもいなくなっているからだ」
つまり、世代を超えて万人受けするようなことはないので、そこは割り切っているのだと。
なるほど、夏目漱石や芥川龍之介を読んでいて、必ずしも共感できませんもんね。それは、時代背景が違うし、言葉や文化が違うから。
おじさんが若い人と話が合わないのは当然なのであります。
だから、今さらのように作家デビューしても、ほとんど売れないので出版社は見向きもしないのです。残念。
ニッポン放送を聴いていると、多くの番組で60歳を超えるような高齢のパーソナリティが揃っているのに気付かされます。
高田文夫、辛坊治郎、三宅裕司、上柳昌彦、笑福亭鶴光、高嶋秀武、加藤諦三、徳光和夫…みんなオジイさん。57歳の伊集院光が若いと思えるぐらい、枯れた人ばかりです。
それは、昼間のリスナーが高齢者だらけだから。テレビと違って、ナショナルスポンサーが付きにくいAMラジオだからこそ、ターゲットを絞り込んだマーケティングとしているのが分かります。
行動的でないこの層は、意外とお金を持っているので、通信販売が有効だというのもよーくご存知。平気で100万円以上の製品をアナウンサーが紹介しているのも面白い。通販で売れるんですねぇ、金の延べ棒。
そして、そんなにギャラが高くはないだろうけれど、ラジオにこだわっているタレントは、幅広い層の支持を得るためのもので、人気を長く定着させるためには、メディアミックスが必要な戦略なのであります。