特に球技系の運動部において、キャプテンというのは強いリーダーシップを求められるので、人格的に優れた人物が選ばれます。
山田とか佐藤じゃなくて、キャプテンという役割で呼ばれ続けるので、本人の自覚も高まっていきます。
そして、何かにつけて、チームを代表してのコメントを発するようになる。その経験を重ねるごとに責任感も増していくのです。
だから、企業なんかでも採用時にはそこのところを重視します。当然です。
それで思ったのですが、兄弟の中で、お姉ちゃんとかお兄ちゃんとか役割で呼ばれるのに、妹ちゃんとか弟ちゃんはありません。
パパとかママ、お祖父ちゃんやお祖母ちゃんはあるけど、子供ちゃんも孫ちゃんもない。
つまり、末っ子のヒロシは、結婚して子供が産まれるまでは、ずっとヒロシのままなんです。
なるほど、お姉ちゃんにもお兄ちゃんにもなったことがない独身を貫いている人間は、ずっと平社員のままで責任に距離を置いて生活してるってことが、今さらのように分かりました。
だからどうしたって思うかもしれませんが、私にとってはリンゴが木から落ちるみたいな発見であります。責任感ねぇ。