都会のネズミと田舎のネズミ

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「勉強しろ」と言わずに子供を勉強させる法

プロの棋士が将棋を始めた年齢は、例外なく小学校低学年で、中学生になってから覚えたなんて言ってる人は聞いたことがありません。

それは、教育分野での第一人者である心理学者ジャン・ピアジェが提唱した『認知発達理論』によって明らかにされています。
これは、子供が成長するにつれて、知識や理解がどのように発展するかを説明した学説で、成長する過程の中、さまざまな段階を経て物事を理解する能力が発達すると考えられたものです。

論理的な思考は、7〜11歳ぐらいの間に飛躍的に発達するんだそうで、この時期に集中的に将棋に取り組むことで、脳内が鍛えられるとされているのです。使えば使うほど、磨きがかかるようなイメージ。物事をカテゴリー別に分けたり、順序立てて整理したりする能力が進化し、自己中心性から脱却しつつ自身を客観的に見られるようになる、そのツールが将棋だってことです。

いや、将棋じゃなくても考えながら一途に打ち込めるようなものがあれば良い。

例えば、中学受験なんかも同じように効果があるのです。

 

『「勉強しろ」と言わずに子供を勉強させる法』(小林公夫著・PHP新書)は、そのタイトル通りの内容で、教育ママやパパの支持を集めて10万部を売り上げたそうです。著者の小林公夫氏はあの『ドラゴン桜』(三田紀房著)にも登場した教育のスペシャリストで、学生の心理にも精通しています。

で、結論を言えば、動機付けが重要なので、なぜ勉強するのかを自分で考えさせるように仕向けるってことなんです。自分の娘には、将来、社会から必要だとされるような人になりなさいと言っているらしいです。

面白いなと思ったのは、

「親が子供に居心地のいい人間関係だけを与えていると、子供は付き合いやすい人としか付き合わず、面倒なことを避けるようになる」

「人は、異質の人間との衝突を通して痛みや危険を避けることを学び、それが引いては他人に対する優しさに繋がっている」

「できない子の親に大きく欠けているのは、子供に対する分析能力だ。祖父母と同じように子供に対して盲目的で、短所を放置する傾向にある」

とバッサリ。なるほどねぇ。勉強になりました。