以前はよく観ていたけど、最近はさっぱりなのが『オモウマい店』です。
この番組は、中京テレビのスタッフが取材してきたVを観ながら、スタジオにいるタレントたちが感想を言い合うスタイルなんですが、つまるところコメントが「スゴいボリューム」「美味そう」「食べたい」「安い」に集約されていて、同じ内容が重なりまくるため、早い者勝ちで余計にありふれた感じが充満してマンネリのダダ漏れになっています。
全国ネットで紹介する限り、あんまり美味しくないなんてコメントがあるはずもなく、実食せずに観てるだけだから、仕方ないのかもですが。
いや、全く同じコメントが被るのが、表現者としてどうなんだろうと思うわけです。
かまいたちMCの『これ、余談なんですけど』という番組に、「高学歴芸人に勉強のあれこれ聞いちゃいます」というテーマで、ふかわりょうとカズレーザーがゲストとして招かれていました。こういうときに頑張り過ぎるのがふかわりょうでありまして、自分はこんなに物知りなんだよをここぞとばかりにひけらかします。対するカズレーザーは、必ず一拍置いてから反論する。なるほど、コメントは後出しの方が賢く見えます。このスタイルは、田村淳と一緒でありまして、古舘伊知郎なんかもそうだけど、コメンテーターとして発注の多いタレントは、がっついていないということが分かります。
それ、実社会でも同じですね。何かの意見を求められた時、最初に手を挙げるよりも、二番手以下で待機している方が、得なことが多いって話。
賢い人はみんな知ってたのかも⁇