セパ6球団の各チームが一通りの対戦を終え、セ・リーグは広島、パ・リーグはオリックスがそれぞれ首位に立っています。
ちなみに、昨年同時期の順位は以下のとおりでした。
【2024年セ・リーグ一回り時の順位と最終順位】
1位 中日 8勝4敗2分 →6位
2位 巨人 9勝5敗 →1位
3位 DeNA 7勝7敗1分 →3位
4位 阪神 6勝8敗1分 →2位
5位 ヤクルト 5勝7敗1分→5位
6位 広島 5勝9敗 →4位
【2024年パ・リーグ一回り時の順位と最終順位】
1位 ソフト 10勝4敗 →1位
2位 ロッテ 7勝6敗1分 →3位
3位 オリックス 7勝8敗 →5位
4位 日ハム 6勝7敗 →2位
5位 西武 6勝8敗 →6位
6位 楽天 5勝8敗1分 →4位
セ・リーグのトップが中日だったというのは意外でしたが、そのほかは同じような順位に落ち着いており、一回りの戦いでローテーションを中心としたプランが見えてきて面白いです。
実は中日とソフトバンクはこの年のオープン戦でもそれぞれリーグ首位であり、早めに状態を上げていたことを伺わせます。
一方で広島カープはここ数年、スロースタートの連続です。
打線の力が弱いので、春先は特にそれが目立ってしまうということらしい。
ところが、今季は様子が違いまして、セ・リーグでカープが首位に立っています。坂倉将吾・秋山翔吾・モンテロ・アドゥワ・黒原拓巳が故障で出遅れているにも拘らずです。これ、チームの底力が上がっている証拠で、私がシーズン前に予想したとおり、昨季に比べて長打力の上乗せがあるのが明白であって、ここからさらにギアが上がっていくのは間違いのないところ。今日の試合でもセンターラインを中心とした守備力の強さが、ジャイアンツとの差を浮き彫りにしました。巨人は、センターのヘルナンデスが致命的で、外野手を打力で選ぼうとする限り、チームに一体感が生まれないのは仕方ありません。小園の中前打を後逸したヘルナンデスをライトもレフトもカバーに入ることなく、ボールが転々とする中、ヘルナンデスが一人球を追いかけている姿を見ながら、お互いの信頼関係なんて生まれないだろうなと気の毒に思いました。そういうところなんです、チームワークとは。
パ・リーグは、オリックスが2位に2ゲーム半の差をつけて走り出しました。今のところ、打線の繋がりがよく、まとまっておりますが、ソフトバンクが力を溜めているのは間違いなく、ここから状況が変わっていくものと思います。