都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

ダブル・ジョパディー

テレ東の『午後のロードショー』のタイトルに『ダブル・ジョパディー』というのを見つけました。

アメリカ合衆国憲法修正第五条に定められた「二重処罰の禁止」をモチーフとした映画だそうで、同一の犯罪で二度有罪にはならないってのを逆手に取ったホラーミステリーです。全く身に覚えのない夫殺しで収監された主人公が、実は夫が生きていることを知り、元弁護士だという刑務所仲間から、一度夫殺しの刑を受けたのだからもう一度夫を殺しても罪には問われないと聞かされて、復讐を決意するという内容でした。

そういうルールがあるというのは、一般には知られておらず、また、普通の生活をしていれば知る必要もないので、こんなストーリーが生まれたのでしょう。江戸時代の仇討ちにも似た冤罪をはらす『ダブル・ジョパディー』。主人公がキレイでした。

 

さて、マーケティングの世界において「ダブルジョパディの法則」というのは有名なんだそうです。

いわく、大きなブランドと小さなブランドの主な違いは顧客数(市場浸透率)であり、ロイヤリティ(購入頻度)の高さはそこまで変わらない。むしろ、大きなブランドのほうがやや高くなる。そして、顧客数が増えればロイヤリティも高まるが、ロイヤリティを高めたからといって顧客数が増えるわけではない。それどころか、ロイヤリティだけを高めたりはできない。

だから、小さなブランドは、売り上げを構成する顧客数とロイヤリティの両方が少なくなる。売り上げが、二重にペナルティーを受けるかのようになるってこと。売り手からすれば、人気の高い商品を目立つところへ置こうと考えますからね。これが「ダブルジョパディ」。なるほど。

また一つ、言葉が増えました。その代わりになんか減ったんだろうな?